BitTorrentクライアント「Transmission」の開発チームは、バージョン4.0.0ベータ1を10月6日(現地時間)に公開した。Transmissionは、macOS、Windows、Linux、BSDで使用できるBitTorrentクライアント。GPL v2とGPL v3のライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェアとなっている。
バージョン4.0.0ベータ1ではmacOS対応版が、Apple SiliconとIntelプロセッサの両方に対応する「Universal 2」形式となった。また、プログラムの大部分をC言語で記述していたものを、C++言語で書き直した。この際にすべてのコードを見直し、独自コードとなっていた部分を書き換え、標準的なC++ツールを使えるようにした。これに合わせて、GTK(GNOME Toolkit)を使って記述していたものを、gtkmmを使うように変更した。
Transmissionでは、Webブラウザで使用できるものも用意しているが、これはユーザーインターフェースの構築にjQueryを使って使っていた。今回の新バージョンではjQueryを使わず、現代的なJavaScriptを使って書き換えたとしている。
そしてバージョン4.0.0ベータ1から、BitTorrentバージョン2が使用可能になる。バージョン1とバージョン2を組み合わせるハイブリッド運用にも対応するとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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