米Vercelは、OGP(Open Graph Protocol)向けの画像を生成するライブラリ「Vercel OG Image Generation」を公開した。OGPとは、TwitterのツイートなどをSNSでシェアしたときに、タイトルやURL、概要、イメージ画像を表示させるプロトコルだ。Vercelは、今回公開したライブラリを使用することで、従来の手法に比べて5倍ほど速くOGP画像を生成できるとしている。
Vercelは4年前に、OG画像を生成するアプリケーションを公開しており、多くの開発者が利用しているという。しかし、このアプリは専用のWebブラウザでWebページのスクリーンショットを撮影するという手法を採っていたため、動作が遅く、設定が面倒だった。Webブラウザを内包しているため、アプリケーションのファイルサイズも大きくなり、メモリやストレージを圧迫していた。
今回公開したライブラリは、ブラウザを使うことなく、「Satori」というエンジンがHTMLやCSSから動的にSVG画像を生成する。Webブラウザを内包しないため、ファイルサイズは小さく、軽快に動作する。Vercelが4年前に公開したアプリケーションと比較すると、今回公開したライブラリを使うことで、画像の生成速度がおよそ5倍速くなるとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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