米Googleは、AndroidとChromeにおいて、パスキーのサポートを10月12日(現地時間)に開始した。
パスキーは、パスワードやその他のフィッシング可能な認証要素に代わる非常に安全な手段で、再利用できず、サーバ侵害で漏えいせず、フィッシング攻撃からユーザーを保護する。業界標準に基づいて構築されており、さまざまなOSやブラウザエコシステムで機能し、Webサイトとアプリの両方で使用可能となっている。
今回の、AndroidとChromeにおけるパスキーのサポートでは、ユーザーがAndroid搭載デバイスでパスキーを作成・使用できるようになり、パスキーはGoogleパスワードマネージャーを通じて安全に同期される。
開発者は、Androidやその他パスキーがサポートされているプラットフォームにて、WebAuthn APIを通じてChromeを使用するエンドユーザー向けサイトでの、パスキーサポートの構築が可能になった。
パスキーのサポートを直ちに試すには、Google Playサービスのベータ版に登録し、Chrome Canaryを利用する必要がある。また、AndroidとChromeにおけるパスキーサポートの安定版は、2022年後半のリリースを予定している。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です