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MicrosoftのOffice仕様、ISO/IEC国際標準化投票で採用されず

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MicrosoftのOfficeスイート仕様「Office Open XML」が、ISO/IECにおける投票の結果、承認されなかった。

 ISOは4日、Microsoftが提案していたOfficeスイート仕様「Office Open XML」が投票の結果、承認されなかったことを発表した。

 Open XMLは、Microsoft Office 2007からドキュメントフォーマットに採用されている仕様で、「ISO/IEC DIS 29500草案」という形で審議にかけられていた。対抗するOpenDocument Formatは、すでにISO/IDC国際標準として採用されており、Microsoftにとっては痛手になったと言える。

 投票はISO/IEC JTC 1参加国の3分の2以上が承認し、かつ、参加国全体の反対票が4分の1未満のとき承認される。しかし、今回は承認票が53%、反対票が26%と、どちらの基準も満たすことができなかった。

 しかし、これで採用への道が閉ざされたというわけではなく、2008年にジュネーブで開催されるISO/IEC JTC 1小委員会で、BRM(投票内容に基づく調整会議)を行い、投票時に付帯されたコメントを元に草案を修正することができる。この結果、反対票を引き下げ、承認票を増やすことができれば採用されることとなる。

 なおOpen XMLは、情報通信システムの分野における標準化団体Ecma Internationalにおいて標準化されている。

ISO:Vote closes on draft ISO/IEC DIS 29500 standard

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https://codezine.jp/article/detail/1670 2007/09/05 11:37

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