米Oracleは、Java SEプラットフォームの商用機能リリースである「Java SE Subscription Enterprise Performance Pack」をリリースしている。
Java SE Subscription Enterprise Performance Packは、IntelまたはARMで64ビットLinuxを実行するサーバ側のヘッドレスシステム(GUIや、キーボード/マウスといった周辺機器なしで動作するシステム)用で、ランタイムにおいてJDK 17からJDK 8までのJava仮想マシンのパフォーマンスの向上、新機能および拡張機能の追加が行われるとともに、Java SE 8ワークロードのメモリフットプリントが削減された。
Java SE Subscription Enterprise Performance Packでは、新機能として最新のガベージコレクタZGCのサポートや、JVMのすべてのコンポーネントに対する共通のログシステムとなるUnified Loggingのサポート、スペース効率のよい文字列の内部表現であり、メモリフットプリントとガベージコレクションアクティビティを削減するCompact Stringsのサポートが追加されている。また、HotSpot JVMに新たなクラス階層分析が実装された。
さらに、デフォルトのガベージコレクタのCMS GCからG1への移行、JVMオプションの変更、数多くのランタイムオプションの追加または削除など、数多くの機能追加・改善が行われている。
そのほか、C2コンパイルエラーで予期せずクラッシュするバグが修正された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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