米GitHubは、新たな個人用アクセストークンのパブリックベータ版を導入したことを、10月18日(現地時間)に発表した。なお、既存の個人用アクセストークンも引き続きサポートされ、今後は個人用アクセストークン(classic)と呼ばれるようになる。
今回、導入された新しい個人用アクセストークンは粒度が細かく、GitHubの組織、ユーザー、リポジトリAPIへのアクセスを制御する50超の高粒度なアクセス権から付与できる。それぞれの権限には、「アクセス不可」「読み取り」「読み取りと書き込み」を設定可能となっている。
新たな個人用アクセストークンは、GitHubアプリで使用できるアクセス権と同様の、きめ細かなアクセス権に対応しているため、リポジトリターゲットでも同じように機能させることが可能であり、初期テスト完了後の個人用アクセストークンからGitHubアプリへのスクリプトの移行がはるかに容易になる。
同社は今後、できる限り個人用アクセストークン(classic)に代わって、新たな個人用アクセストークンを使用することを推奨しているが、現時点ではメンバーである組織を超えてアクセスするには個人用アクセストークン(classic)を使用する必要があるなど、一部のオープンソースおよびインナーソースのコントリビューションは、まだ新たな個人用アクセストークンでは管理できない。また、エンタープライズアカウントAPIとの統合には個人用アクセストークン(classic)またはoAuthアプリが必要となる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です