米Microsoftは、コードエディタVisual Studio CodeにおけるJava関連機能アップデートの2022年10月版を10月21日(現地時間)に公開した。
今回加わった主な新機能は4つ。1つ目は、Javaコード中に存在するラムダ式を認識し、ラムダ式の中にブレークポイントを設定できるようになった点。2つ目はJava 19から利用可能になった「仮想スレッド」にVisual Studio CodeのJavaデバッガが対応したこと。
3つ目は、Lombok対応の強化だ。コード中に現れた電球マークをクリックすると、ボイラープレートコードを自動的に生成する。現在のところ、「@Data」「@NoArgsConstructor」「@AllArgsConstructor」「@Getter」「@Setter」「@ToString」「@EqualsAndHashCode」の7種類のアノテーションに対応する。
4つ目は、「@Nullable」と「@Nonnull」の両アノテーションを認識するようになった点だ。これら2種類のアノテーションは、変数やパラメーター、戻り値がNullであっても良いかどうかを知らせる役目がある。今回加わった機能では、アノテーションの内容と、変数やパラメーター、戻り値の内容が食い違っているときに警告を表示する。この機能は現在のところ、「javax.annotation.*」「org.eclipse.jdt.annotation.*」「org.springframework.lang.*」の3パッケージに対応する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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