デジタルハリウッドが運営するエンジニア育成スクール「ジーズアカデミー」は、ジーズアカデミーを含め、各プログラミングスクールを卒業後エンジニア職に就く200名を対象としたアンケート調査結果をまとめた「エンジニア・インサイト白書」の発表および解説会をジーズアカデミー東京にて11月1日に開催した。また同イベントは、「BASE」などを手掛けるBASEの執行役員藤川真一(えふしん)氏と「Backlog」を提供するヌーラボ代表の橋本正徳氏が登壇し、ジーズアカデミーの創業者である児玉浩康氏と共に、ビジネスの現場で必要とされるエンジニア像や、活躍するエンジニアのインサイトなどについてクロストーク形式で解説された。
「エンジニア・インサイト白書」では、200名のエンジニアへのアンケート調査とヒアリングを通じてエンジニアの生き方や価値観、学習方法など内面的な部分を明らかにするために、3つの調査がなされた。
本イベントでは、主に調査1の解説がなされた。また調査1は、10月にインターネット上で実施され、社会人になってからプログラミングスクールで学んだことのある人100名から有効回答を得ている。
今自分はエンジニアとしてどのぐらい幸せかを100点満点で聞いたところ、エンジニアとして幸福度を強く感じている(81‐100点)人は、全体の15%で、やや感じている(61‐80点)の人は31%、あまり感じていない(0‐60点)の人は54%となった。エンジニアとしての幸福感を感じているのは、全体の46%という結果となった。
幸福度を強く感じているエンジニア(81‐100点)と、あまり感じていないエンジニア(0‐60点)にエンジニアとしてやりがいや楽しさを感じる瞬間を聞いたところ、幸福度に関わらずクリエイティビティが発揮できた時に幸せを感じることがわかった。
幸福度を強く感じているエンジニア(81‐100点)と、あまり感じていないエンジニア(0‐60点)に、エンジニアとして最も大切にしていることを聞いたところ、幸福度に関わらずクリエイティビティを大切にしていることがわかった。また、幸福度をあまり感じていないエンジニア(0‐60点)は「いい条件の会社で働けること」が14%だったのに対して、幸福度を強く感じているエンジニア(81‐100点)は6%という結果となり、収入の重視度が高くないことがわかった。
クロストークの中で、えふしん氏は「一番大切なのは自分がこういうのを作りたいという理想を持っていること」だとクリエイティビティの重要性を語った。
同社では、「エンジニア・インサイト白書」の公開を記念して11月15日にオンラインイベントを開催する。ジーズアカデミー学校長の大崎大助氏と、ジーズアカデミー卒業生で現役エンジニアの大森有貴氏、鈴江元尚氏が登壇し、エンジニアのキャリアの重ね方や、充実のさせ方について語る。
イベントタイトルは、「G’sオープンセミナー|現役エンジニアとジーズアカデミー学校長が語る、エンジニアとしての生き方とは?」。開催日時は、11月15日19:00〜20:30。オンライン(Zoom)で行われる。参加費は無料で、参加申込みは専用のサイトより受付中。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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