クラウドアプリケーション向けの監視およびセキュリティプラットフォームを提供するDatadogは、開発者やQAエンジニアがWebアプリケーションのエンドツーエンドテストを迅速に作成、管理、実行できる「Datadog Continuous Testing」の一般提供を開始したことを、11月1日にを発表した。
モダンアプリケーションにおける複雑なユースケースでは、エンジニアがソフトウェアテストを作成および実行、管理するには多くの時間を要し、結果としてリリースサイクルの遅延に繋がっている。
Datadog Continuous Testingは、テストの作成とメンテナンスを簡素化し、その実行を大幅に高速化するテストワークベンチを提供する。これにより、エンジニアはスクリプトを書かずにUIから直接テストを作成し、複数のテストを並行して実行することができる。また、一般的なCIツールと統合できるため、テストプロセスを既存のCIプロセスの一環として実行することが可能となる。
主な機能は以下の通り。
- セルフヒーリング機能:全てではないものの、アプリケーション内UIの変更を自動的に追跡し、ユーザーの介入なしにその変更を反映したテストを実行できる。
- ノーコードでのテスト作成:ノーコードレコーダーを使用することで、チームメンバーはユーザーと同じようにアプリケーションをクリックするだけで、エンドツーエンドのテストを作成することができる。
- 並列テスト:複数の自動テストを同時に実行することでテスト時間を短縮する。
- 障害のトラブルシューティング:Datadog APMおよびリアルユーザーモニタリング(RUM)と併用することで、バックエンドトレースやセッションリプレイで障害の根本原因を特定できる。
- CIツールの統合:GitHub Actions、Azure DevOps、Circle CI、Jenkinsなどの大手CIプロバイダーとの容易な統合により、チームは既存のテクノロジースタックでContinuous Testingを活用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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