デジタル庁は、“誰1人取り残されない、人に優しいデジタル化”を実現すべく継続的に取り組んでいる「ウェブアクセシビリティ」向上の一環として、ウェブアクセシビリティにはじめて取り組む行政官や事業者向けに、ウェブアクセシビリティの考え方や取り組み方のポイントを解説する「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を12月5日に公開している。
同ガイドブックは、広報・サービス開発などを担務し、ウェブアクセシビリティの改善に取り組まなければならない職員が、何も知識がないところからウェブアクセシビリティに取り組み、調達・受託事業者との適切なコミュニケーションができるようになることを目指して作成された。
現在、規格として参照されることが多いJIS X 8341-3:2016の制定以降、新たに出てきた課題(スマートフォン対応など)にどのように取り組めばいいのか、最新の考え方を学べる内容となっており、取り上げた事例はデジタル庁内業務で蓄積された実際の事例に基づいている。
技術者ではないデザイナーや行政人材でも、何に具体的に対応すべきかがわかるよう、専門用語を極力排して、豊富な図解を盛り込んだ。
なお、同ガイドブックは本文と付録で構成されており、後日HTML版や解説動画の公開も予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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