OpenJS Foundationは、JavaScriptライブラリ「jQuery」の最新版「jQuery 3.6.2」を12月13日(現地時間)に公開した。jQueryはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェアだ。
「jQuery 3.6.2」では、CSSのカスタムプロパティの値が取得できない、空欄であるときに、エラーを返すようになった。前バージョンではエラーではなく「undefined」を返していた。そして、<template>要素の「documentElement」プロパティが「null」であるときにエラーを発生させていたが、これを修正した。
そして、最近のGoogle ChromeがCSSの新しい仕様として「:has()」という疑似クラスを実装したが、この新機能が原因でjQueryを使用したWebページでトラブルを起こしていた。これは、Chromeが新しい疑似クラスを実装するずっと前から、jQueryが「:has()」という名称のセレクターを持っていたために発生した問題だ。OpenJS Foundationは、Googleがその後修正した新しいバージョンのChromeを公開し、このバージョンからは:has()に関する問題は起こらなくなったとしている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です