OpenJS Foundationは、JavaScript向け静的解析ツール「ESLint」の最新バージョン「ESLint 8.31.0」を12月31日(現地時間)に公開した。ESLintはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
「ESLint 8.31.0」では、変数名などの前後にアンダースコア(_)が付いているかどうかを確認する「no-underscore-dangle」ルールに、「allowInArrayDestructuring」と「allowInObjectDestructuring」の2つのオプションが新たに加わった。前者は配列の中にアンダースコアが付いた名前がないかどうかを確認するオプションで、後者はオブジェクトの中にアンダースコアが付いた名前がないかどうかを確認するオプションだ。標準設定ではどちらも「true」になっており、アンダースコアが付いた名前があっても許可する。これを禁じる場合は設定を「false」に変更する。
また、コロン(:)の前後にスペースがあるかどうかを確かめる「key-spacing」ルールに、カッコで囲んだ部分が2行にまたがる場合に、その部分をチェックしないという不具合があったので、これを修正した。このほかに2点の不具合を修正したほか、公式文書を12点修正した。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です