米Dockerはクライアント向けコンテナ基盤「Docker Desktop」の新バージョン「Docker Desktop 4.16」を1月12日(現地時間)に公開した。Docker DesktopはWindows、macOS(Intel/Apple Silicon)、Linuxで動作する。
「Docker Desktop 4.16」ではまず、「Docker Extensions」の正式提供を開始した。この機能は、サードパーティがDocker Desktopに向けた拡張機能を開発し、「Extensions Marketplace」で配布できるようにしたものだ。拡張機能の開発には「Docker Extensions SDK」を使用する。
Docker Extensionsは、2022年5月にベータ版として提供が始まり、それ以来試験的に提供が続いていたが、正式な機能として提供することになった。Extensions Marketplaceで配布する拡張機能の数も、開始当初は15件ほどだったが現在では30件以上に増加しているという。
Docker Desktop 4.16では、処理性能の大幅な改善も実施した。イメージの脆弱性解析の性能は最大で4倍に向上し、メモリ消費量は最大で76%減少した。特にファイル・サイズが5Gバイトを超える大きなイメージを解析するときに以前との違いが大きく現れるとしている。
そして、Docker Desktop 4.15で試験的に導入した新しい検索機能を正式な機能として提供することになった。検索画面でキーワードを入力して検索すると、ローカルにあるコンテナと、Docker Hubにあるイメージの中から該当するものを表示する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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