米Googleは、Webブラウザ「Google Chrome」の最新版である「バージョン110」で、開発者ツールに新機能を追加したことを2月6日(現地時間)に明らかにした。
最も多くの新機能が加わったのは、開発者ツールの「レコーダー」。ユーザーによるWebページに対する操作と画面遷移を録画して、後の検証に利用できるようにする機能だ。まず録画前の設定で、録画の対象とするセレクタを選べるようになった。録画の対象にできるセレクタには「CSS」「ARIA」「Text」「XPath」の4種類があり、設定画面ではそれぞれにチェックボックスが付いており、チェックを入れたセレクタだけを録画対象にすることができる。
また、録画中に録画した部分のコードを修正できるようになった。修正結果はリアルタイムで反映する。この新機能により、コードをちょっとだけ修正したいというときでも、録画を止める必要がなくなった。
さらに、録画中に表示する画面のデザインが変わった。従来はユーザーによる操作を文字で表したものが縦に並んでいたが、今回の修正で画面を左右に分割し、左半分に従来の画面を、右半分にユーザー操作に関係するコードを表示するようになった。
そして、処理性能を計測する「Performance」タブを開いたときの表示内容が変わった、従来は、前回の計測結果の表示が残っていたが、今回からは空白の表示から性能を計測できるようになった。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です