米GitHubにおける、JavaScript/HTML/CSSによってデスクトップアプリケーションを構築するためのフレームワークであるElectronの開発チームは、最新バージョンとなる「Electron 23.0.0」を2月7日(現地時間)にリリースした。
「Electron 23.0.0」では、「Chromium 110」「V8 11.0」「Node.js 18.12.1」へのアップグレードが行われるとともに、Windows 8.1/8/7がサポート対象外となっている。
その他の機能追加・改善としては、Displayオブジェクトへのlabelプロパティの追加、ユーザーのシステム言語を返すapp.getPreferredSystemLanguages() APIの追加、WebUSB APIのサポート、SerialPort.forget()と、オリジンが取り消されたときにSessionオブジェクトに発行される新しいイベントserial-port-revokedのサポート、MacOSにおいて開発者によるMission Controlのオプトアウトを可能にするwin.setHiddenInMissionControl APIの追加などが行われた。
さらに、APIにおける重大な変更として、BrowserWindowにおいて非推奨となっていたscroll-touch-begin、scroll-touch-end、scroll-touch-edgeの各イベントが削除されており、代替としてWebContentsにおいて新たにinput-eventイベントが用意されている。
なお、Electron 20.x.yはプロジェクトのサポートポリシーに従ってサポートが終了されたため、より新しいバージョンのElectronへのアップグレードが推奨される。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です