リネオソリューションズは、組み込みAndroid機器開発用のリモートデバッグ支援ソフトウェア「ADB Remote Controller」に対する、Weston搭載端末に対応するオプションの提供を、2月15日に開始した。
ADB Remote Controllerは、リモートデバッグ支援環境Timesys Embedded Board Farmと連携して、Android機器をリモート開発する際のタッチ操作やキー入力を可能にするソフトウェア。
従来、Android機器のみをサポートしていたが今回提供が開始されたWestonオプションを利用することで、Weston環境を使用したLinux機器に対してもタッチ操作やキー入力といったインプット入力を遠隔で送信できるようになる。
Westonオプションでは、Weston環境上でAndroid debug bridgeツールの一部機能の使用を可能にする、Wrapperが提供される。Wrapperの提供によって、ADB Remote Controllerで提供されるタッチイベントの送信、ソフトウェアキーボード/マウス操作、ファイルの取得/送信、スクリーンショットの保存といった機能が、Weston搭載のLinux環境でも使えるようになった。
Westonオプションのクライアント動作環境はWindows 10 Pro/OpenJDK 13、Ubuntu 20.04/OpenJDK 11およびUbuntu 18.04/OpenJDK 11、動作確認済ターゲットOSはLinux Weston、動作確認Target/BSP Versionはi.MX8MQ-EVKがNXP BSP LF 5.4.3-1.0.0(Yocto:Zeus)またはLF 5.10.72-2.2.0(Yocto:Zeus)、R-Car StarterKit(M3)がRENESAS BSP 3.21.0(Yocto:rocko)。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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