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分散型バージョン管理システム「Git 2.40」が公開

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 分散型バージョン管理システム「Git」の開発チームは、最新版となる「Git 2.40」を3月13日(現地時間)に公開した。GitはGNU General Public License 2.0で公開しているオープンソース・ソフトウェアだ。

 「Git 2.40」ではまず、「git jump」コマンドが「Emacs」エディタに対応した。git jumpコマンドは、「grep」や「diff」「merge」といったコマンドと組み合わせて使うことで、ファイルの変更点や検索キーワードに該当する部分などをすぐに表示する機能を持っている。従来は「Vim」エディタでしか使えなかったが、今回の新版からEmacsにも対応した。

 続いて、リポジトリに登録してあるcommit、tree、blob、tagの各オブジェクトの内容を表示する「cat-file」コマンドで、「--batch-check」や「-s」オプションを付けてオブジェクトの大きさを確認するとき、「--use-mailmap」オプションも付けて実行することで、レポジトリ内の「.mailmap」ファイルの記述を反映するようになった。

 また、リポジトリ内のファイルの属性を表示する「git check-attr」コマンドで、ディレクトリ内の複数のファイルの属性をインデックスを作ることなく確認できるようになった。この機能を使うには「--source=」オプションを付けて実行する。

 開発チームは何年もかけて、GitのうちPerlやシェルスクリプトで記述した古い部分を現代的なC言語で書き直す作業を続けている。今回のバージョン2.40では、「git bisect」コマンドを完全にC言語で書き直したという。

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https://codezine.jp/article/detail/17531 2023/03/15 14:05

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