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「Next.js 13.3」がリリース、ファイルベースのメタデータAPIへの対応など変更多数

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 米Vercelは、同社が開発したオープンソースのWebアプリケーションフレームワークNext.jsの最新バージョンとなる「Next.js 13.3」を、4月7日(現地時間)にリリースした。

 「Next.js 13.3」には、コミュニティから要望の多かった、ファイルベースのメタデータAPI、Dynamic Open Graph Images、App Routerの静的エクスポート、並行およびインターセプトルートといった新機能が追加されている。

 「Next.js 13.2」にて発表されたメタデータAPIによって、レイアウトまたはページからメタデータオブジェクトをエクスポートすることで、メタデータの定義が可能になった。「Next.js 13.3」では、設定ベースのメタデータに加えて、新しいファイル規約をサポートするようになり、ページをカスタマイズしてSEOを改善するとともに、Web上で共有できるようになっている。

 Dynamic Open Graph Imagesでは、JSX、HTML、CSSを用いて動的に画像を生成可能なライブラリである@vercel/ogおよびSatoriを利用した画像の生成に対応しており、ImageResponseをnext/serverからインポートして画像を生成できるようになった。

 App Routerは、完全な静的エクスポートをサポートするようになり、静的サイトまたはシングルページアプリケーション(SPA)として開始し、必要に応じて後からサーバを必要とするNextjs機能を使えるよう、アップグレードすることも可能になっている。

 並行ルートおよびインターセプトルートは、複雑なダッシュボードやモーダルのような、同じビューに複数のページを表示できるようにする機能。並行ルートを使用すると、独立してナビゲート可能な同じビューで、1つ以上のページを同時にレンダリングでき、ページを条件付きでレンダリングしたい際などにも役立つ。インターセプトルートでは、WebブラウザのURLをマスキングしつつ、現在のレイアウト内に新たなルートをロードすることが可能になる。

 ほかにも、Next.jsのホームページとショーケースにおけるデザイン更新や、Turbopackへの各種機能追加、next.config.js更新の高速化など、さまざまな機能追加・改善が行われている。

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