米Microsoftは、チーム開発支援サービス「Azure DevOps」のユーザーに向けて、米GitHubが提供するセキュリティ診断サービス「GitHub Advanced Security」の機能をプレビューとして5月23日(現地時間)に一般提供を開始した。利用するにはユーザー登録が必要。Microsoftは、2022年10月に開催した「Ignite 2022」でこの機能を提供することを発表し、11月から一部ユーザーを対象とした非公開プレビューを提供していた。
GitHub Advanced Securityは、「コードスキャン」「依存関係スキャン」「シークレットスキャン」の3つの機能を提供する。コードスキャンは、開発中のコードを検索して、脆弱性も有無を確認する機能。C#、C/C++、Python、JavaScript/TypeScript、Java、Kotlin、Goなどの言語に対応する。
依存関係スキャンは、開発中のコードが使用している(依存関係にある)オープンソースのライブラリなどを検索し、脆弱性を持つバージョンを使用していないかを確認する機能。脆弱性のあるバージョンを使用していることが判明すると、アップデートして脆弱性を解消する方法を提示する。
「シークレットスキャン」は、データベースやWebサービスなどを利用する際に必要なユーザー名とパスワードなどのトークンを開発中のコードに書き込んでいないかを確認する機能。コードをプッシュする際に検索することで、トークンの漏えいを防止できる。
利用料金はコミッタ1人当たり毎月49米ドル。Microsoft Azureの各種サービスの利用料金と合わせて支払うことができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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