Wix.comは、「Wix Headless」の日本語版の提供を7月19日に開始した。本機能は、開発者がWixのビジネス機能を実装するために設計されたもので、組み合わせ可能な APIとソフトウェア開発キット(SDK)を利用して、さまざまなプラットフォームで技術スタックを利用できる。
「Wix」は、クラウドベースのWeb制作プラットフォーム。コーディングの知識不要で、無料で本格的なホームページを作成できる。
今回発表された「Wix Headless」は、React、Vueなどの主要なWebフレームワークと、Wixのビジネス機能の使用を可能にし、他の主要なフルスタックソリューションとの連携を実現する。開発者は、SDKからWixのビジネス機能にアクセスし、Wixの包括的なプラットフォームで管理を行うことが可能。これらのAPIは、「連絡先」や「チェックアウト」といったWixの他の機能と同期している。
Wixと連携する最初のプラットフォームはNetlifyで、オンラインサービス予約機能「Wix ブッキング」やイベント管理機能「Wix イベント」などのAPIが利用できる機能を提供する。
Wix Headlessの特長は以下の通り。
- カスタムソリューションの作成:Wixプラットフォームのビジネス情報にアクセスし管理するためのAPIを使用することで、開発者は、デリバリーレイヤー、Webサイト、アプリがWixでない場合でも、Wixのビジネス機能を利用できる。
- 単一のダッシュボードで複数のビジネス機能を利用:Wixのビジネス機能のAPIは、決済機能と統合しているため、ダッシュボード内ですべてを管理することができる。
- 複数のフロントエンドに対応:複数のクライアントをWixのバックエンドに接続し、顧客が事業者とやり取りする手段を最大化する。複数のWebサイト、モバイルアプリなどで、Wixのバックエンドのビジネス機能に代わり、サービスを提供することが可能。
- Wixの既存プロジェクトに追加のサイトやアプリを接続:Wixサイトを有する開発者は、既存のWixサイトを維持しながら、同一のビジネスにアクセスして新たなサイトやアプリを追加することが可能。
- グローバルな決済インフラの活用:世界中の決済手段を受け付けるため、複数の決済代行サービスを統合することなく、日本を含むアジア、南米、北米、ヨーロッパといった地域の決済手段と接続することが可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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