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インメモリ・データベース「Redis 7.2」が登場、関数やトリガーをJavaScript/TypeScriptで記述可能に

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 米Redisは、NoSQLのインメモリ・データベース「Redis」の新版、「Redis 7.2」を8月15日(現地時間)に公開した。Redisは三条項BSDライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。

 Redis 7.2ではまず、Redis内で実行する関数やトリガーをJavaScriptやTypeScriptで記述できるようになった。データに複雑な操作を加えるコードをRedis内で実行できるようにすることで、システム全体の処理速度を高めることができるとしている。

 関数の記述を可能にする機能は以前から備わっていたが、Lua言語にしか対応していなかった。今回、利用者が多いJavaScriptやTypeScriptに対応することで、より多くの開発者にとって使いやすい機能になった。

 そして、サーバーが実際に搭載するメモリ量を超えるサイズのデータを扱えるようにする「自動階層化(Auto Tiering)」の機能も加わった。この機能はメモリに比べてアクセス速度が低いフラッシュ・メモリも利用して、物理メモリ量を超えるデータを保持できるようにする機能だ。自動階層化の機能を利用すると、利用頻度の高いデータをメモリ上に配置し、利用頻度が低いデータをフラッシュ・メモリに配置する操作をRedisが自動的に処理してくれる。開発チームの検証結果によると、自動階層化の機能を備えた新世代のストレージ・エンジンは、旧世代のストレージ・エンジンに比べて遅延が半分になり、サーバーなどの設備にかかる費用を最大で70%節約可能にするという。

 さらにRedis 7.2では、複数のサーバーを利用した分散処理でクエリの性能を引き上げる「Scalable Search」の機能をプレビューとして盛り込んだ。この機能を利用することで1秒当たりに処理できるクエリの数が上がり、処理の遅延が短くなるとしている。検証の結果、クエリ処理の性能が最大で16倍に向上したとしている。

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https://codezine.jp/article/detail/18214 2023/08/28 10:00

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