米GitLabは、GitリポジトリマネージャGitLabの最新バージョンとなる「GitLab 16.3」を、8月22日(現地時間)にリリースした。
「GitLab 16.3」では、バリューストリームダッシュボードにMerge request throughputと、Total closed issuesという新たなメトリクスが追加されている。これらのメトリクスを使用することで、生産性の低い月と高い月、マージリクエストとコードレビュープロセスの効率を特定できるようになり、バリューストリームのデリバリが加速しているかどうかの判断が可能になる。時間の経過とともにデータが蓄積されることによって、デリバリ速度が加速しているのか、改善が必要なのかを判断できる。
さらに、SSHを使用してデスクトップからワークスペースへ安全に接続して、ローカルツールと拡張機能を使用できるようになったほか、環境UIを使用してFlux同期状態の可視化が可能になった。また、スキャン結果ポリシーにおけるフィルタリングが追加され、「新しい」脆弱性と「以前から存在する」脆弱性や、脆弱性の経過時間、利用できる修正の有無、誤検出といったフィルタリングが可能になった。
ほかにも、Visual Studio Codeにおいてセキュリティの検出結果を直接確認できるようになるとともに、parallel matrixジョブにおいてneedsキーワードが使用可能になり、Linuxにおける強力なSaaSランナーであるxlargeと2xlargeの導入、Azure Key Vaultに保存されているシークレットを取得してCI/CDジョブでの使用が可能になるなど、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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