overflowは、同社の運営する「Offersデジタル人材総研」において、「2023年度版 デジタル人材採用に関わるシステム・ツールカオスマップ」を8月30日に公開した。
同カオスマップは、企業におけるデジタル人材の採用が急速に進展するのにともなって、エンジニアをはじめとするデジタル人材の採用サービスが年々増加し、それぞれのサービスによって候補者の特徴、スキルセット、経験などが異なることから、2023年度のデジタル人材採用に関わるさまざまなシステム・ツールを一覧化し、その特徴や機能をまとめるべく作成された。
同カオスマップでは、認知拡大や興味喚起のためにテックブログ、勉強会、セミナーなどが注目されており、SNSを使ったスカウト活動も活発化しているため、自社や事業の取り組みについて技術やレベル感を伝えることが重要になっており、2022年11月以降のレイオフ報告では、ハッシュタグと転職活動、DMでのスカウト送信がみられたことを明らかにしている。
また、正社員、副業、業務委託をターゲットとする媒体が区分された結果、とりわけフリーランスエージェントの増加が顕著になった。活用のポイントとしては、自社が求める人材がどのチャンネルに多いかを調べ、契約を進めることを挙げている。
選考においては、2022年以前はエンジニアの採用人数が重視されていたのに対して、現在では採用の確実性を求める企業が増えており、スタートアップも同様でリファレンスチェックや適性検査を、選考スピードよりも重要視する動きがみられる。
さらに、選考フローの複雑化にともなって、ATS(Applicant Tracking System)が候補者の統合管理のソリューションとして使われている。ATSアカウントを人材紹介会社に発行し、システム経由で推薦を受けるフローが一般化しており、各システムには選考業務フロー、得意な職種、契約形態などの特徴があるため、複数のプロダクトを試して、自社の選考フローに近いものを選ぶことが求められる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です