Linux Foundationは9月20日、日本語版調査レポート「2023年オープンスタンダードの現状」を公開した。
オープンスタンダード(オープン標準)とは、誰もがオープンにアクセスして使用できる標準仕様のこと。ベンダーやプラットフォームに依存せず、共同で開発され、利用者は料金の支払い無しにその技術を使うことができる。
今回公開されたのは、LF Researchより7月に発表された調査レポート「The 2023 State of Open Standards」の日本語版。本調査によると、91%の組織が「オープンスタンダードのコードに関わっている」と回答した。また、80%の組織が「オープンスタンダードは競争を促進する」「オープンスタンダードの利用拡大により競争力が高まる」と答えている。
また、ロイヤリティの徴収に関する設問では、73%の企業が「オープンスタンダードのメリットは特許使用料の機会を上回る」と回答した。オープンスタンダードが他の仕様に比べ7倍多く選択されるなど、組織の多くがオープンスタンダードに価値を感じていることが明らかになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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