Googleは8月5日(米国時間)、イシューの振り分けやプルリクエストのレビューを自動化するAIツール「Gemini CLI GitHub Actions」β版の提供を開始した。
「Gemini CLI GitHub Actions」は、GitHubリポジトリ内で無料で利用できるAIコーディングパートナー。同社では、2025年6月に公開したオープンソースのAIエージェント「Gemini CLI」を、コーディングだけでなく、イシューの振り分けやプルリクエストのレビューの自動化に活用しており、コミュニティメンバーの目に留まったことから公開が決まった。
「Gemini CLI」は個人のターミナルでの利用を想定しているツールである一方、今回発表された「Gemini CLI GitHub Actions」は、GitHubリポジトリでのコラボレーションを目的としている。
同ツールは新たなイシューやプルリクエストなどのイベントをトリガーに、プロジェクト全体のコンテキストを理解して、タスクを自動的に処理。具体的には、以下3つのワークフローを提供する。
・インテリジェントなイシューの振り分け
Gemini CLIがイシューの内容を分析し、ラベリングや優先順位付けを行うことで、管理負担を軽減
・プルリクエストレビューの迅速化
Gemini CLIがプルリクエストの品質、スタイル、正確性などをレビュー
・オンデマンドでの共同作業
任意のイシューやプルリクエスト内で@gemini-cli にメンションするだけで作業を依頼
同ツールは現在ベータ版として提供を開始、Google AI Studio の無料枠で利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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