サイオステクノロジーは、HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper for Linux ver.9.8」において、2023年内にウェブベースのGUIを提供開始することを9月27日に発表した。
HAクラスターとは、1台のサーバでは得られない可用性の向上を目的とし、複数台のサーバを相互接続して連携構成(クラスタ)化すること。システム障害からの速やかな回復により高可用性を実現する。同社の提供する「LifeKeeper」は、全世界で8万ライセンス以上の導入実績があるHAクラスター製品である。
本サービスが新たに提供するウェブベースのGUIは、クラウド環境・大規模環境との高い親和性を有する。クラウド環境下では、HAクラスターシステムと異なるネットワーク空間に管理者がいることを前提としているため、より汎用的なGUIが採用された。また、多数のHAクラスターシステムを保有するユーザーが増えていることから、大規模システムの俯瞰的な管理を想定し、機能拡張の可能なウェブベースで提供される。
加えて、初めてLifeKeeperを操作する人でも直感的に操作をできるよう、メニュー構成や色合いのデザインが変更された。構築時の操作が従来の1/3となる手順もあり、よりスムーズにGUIを使いこなせる。
なお、本サービスはウェブブラウザーがあれば、タブレットなどの多様なデバイスから利用可能。さまざまな環境から安全にアクセスできるようにセキュリティ面が強化されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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