米Yahooは、同社の検索、推奨、広告配信の基盤となるソフトウェア「Vespa」の開発チームが分離独立し、別会社を作ると発表した。
VespaはWeb検索、個人に合わせた推奨、ユーザーの操作案内などの機能を提供するソフトウェア。膨大なデータを集積し、機械学習で最適な機能を提供するという。米Yahooが自社サービス提供のために開発したものだが、2017年にVespaをApache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアとして公開しているほか、Vespaをサービスとして提供するクラウド・サービスも展開している。現在では米Yahooだけでなく、米SpotifyなどもVespaを自社サービス提供のために利用している。
Vespaが独立した後、YahooはVespaの株式を保有し、Vespa最大の顧客として関係を継続するとしている。開発チームは今回の独立を機に、Vespaの新機能開発により一層力を入れ、ユーザー企業をさらに増やすとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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