WebアプリケーションフレームワークであるRuby on Railsの開発チームは、最新版となる「Ruby on Rails 7.1」を10月5日(現地時間)に公開した。Ruby on RailsはMITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
「Ruby on Rails 7.1」ではまず、アプリケーションのDockerfileを自動的に生成するようになった。「rails new」コマンドを実行すると、キャッシュ階層、イメージ・サイズ、JavaScriptの依存関係などを考慮した本番環境向けのDockerfileを生成する。
さらに、ユーザー認証やパスワード再発行を支援する新機能が加わり、ユーザー認証中の攻撃を防ぎ、パスワード再発行時に使用するトークンを生成することなどができるようになった。そして、時間がかかる処理を後回しにするための非同期キューも実装し、GitHubが開発したMySQL向け高性能データベース・ドライバである「Trilogy」に対応し、JavaScriptランタイムとしてBunに対応するなどの新機能を盛り込んでいる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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