米Googleは、フルマネージドのPostgreSQL互換データベースサービスである「AlloyDB for PostgreSQL」の、ダウンロード可能なエディションである「AlloyDB Omni」の一般提供を、10月12日(現地時間)に開始した。
今回、一般提供が開始されたAlloyDB Omniには、AlloyDB for PostgreSQLに組み込まれている統合機能セットであるAlloyDB AIがサポートされており、開発者が運用データを使用してエンタープライズ品質のAIアプリケーションを構築できるようになっている。AlloyDB AIによって、標準のPostgreSQLと比較して10倍高速なベクトルクエリ、SQLを使用した簡単なエンベディングの生成、Vertex AI Model Gardenやオープンソースの生成AIツールを含む、Google Cloud AIエコシステムの統合を実現する。
さらに、Google Cloudアカウントにて契約しているサポートプランが自動的に適用されるほか、ほとんどのKubernetes環境にてAlloyDB Omniの実行を可能にするAlloyDB Omni Kubernetesオペレータがプレビュー公開されている。
AlloyDB Omniの利用にあたっては、月額サブスクリプションの料金として、16個のvCPUによるスターターパックなら月額1295米ドル、100個のvCPUなら月額6995米ドルが発生する。また、既存のエンタープライズディスカウントプラン(EDP)に加えて、1年または3年の契約で割引が適用される。なお、vCPUの数は必要に応じて複数のサーバまたは仮想マシン間で使用可能であり、すべてのvCPUを設定した数のサーバまたは単一のサーバに使用する必要はない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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