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Pythonの新機能を知ろう!

【Python 3.12への道のり】3.11で導入された可変長ジェネリクス・データクラス変換とは?型関連の機能を紹介

Pythonの新機能を知ろう! 第2回

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 Pythonは、この10月にバージョン3.12としてリリースされました。Pythonはバージョン3.9から1年おきのリリースを続けてきており、最新のPython 3.12も4月に最後のアルファ版がリリースされて新機能の内容がほぼフィックスしています。本連載では、これを受けて最新バージョンである3.12に至るまでの道のりとして、直近3バージョンのPythonの魅力的な新機能をカテゴリ別に紹介します。なお、Python 3.10~3.12の主な新機能の一覧は、第1回の「はじめに」を参照してください。

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はじめに

 連載の第2回となる今回は、Python 3.10以降の新機能のうち、Python 3.11で導入された可変長ジェネリクス、Self型、改良されたTypedDict、文字列リテラル型、データクラス変換を紹介します。

対象読者

  • Pythonの最新の機能を把握したい方
  • Pythonの経験者で、Pythonに改めて入門したい方
  • プログラミング言語の最新パラダイムに関心のある方

必要な環境

 本記事のサンプルコードは、以下の環境で動作を確認しています。

 macOS Ventura

  • Python(3.11.4)
  • Visual Studio Code 1.82(Python v2023.16.0、Pylance v2023.9.10)
  • mypy(1.5.1)

サンプルの実行

 掲載サンプルは、それぞれの.pyファイルに記述されています。動作確認は、Python 3.11をHomebrewでインストールしたmacOS上で、拡張機能「Python」と「Pylance」をインストールしたVSCode(Visual Studio Code)で行っています(実行はPythonデバッグコンソールに出力、型チェックを有効化)。一部、静的型チェックツールmypyをインストールして型チェックしています。

次のページ
ジェネリクスのおさらいと型変数タプル

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 山内 直(WINGSプロジェクト ヤマウチ ナオ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook <個人紹介> WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。出版社を経てフリーランスとして独立。ライター、エディター、デベロッパー、講師業に従事。屋号は「たまデジ。」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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