米Vercelは、アイデアを説明するのと同じくらい容易にWebサイトを作成可能な「v0」を、アルファ版からベータ版へ10月11日(現地時間)に移行した。ベータ版への移行にあわせて、現在アルファ版を提供しているユーザーに加えて、順番待ちリストに登録しているユーザー5000名への提供を開始するとともに、「v0」の完全な機能を利用したいユーザー向けのサブスクリプションプランを導入している。
v0では、構築したいインターフェースを説明することによって、React、Tailwind CSS、Shadcn UIといったオープンソースのツールを使ってコードを生成する(同社はこれを、「生成UI」と呼んでいる)。さらにv0でイテレーションを行い、最終的にそのコードをアプリに貼り付けることでインターフェースを構築できる。
ベータ版の開放にあわせて導入されたサブスクリプションプランは、無料プランと3種類の有料プランを用意しており、有料プランでは必要に応じてオンデマンドでの追加クレジット購入が可能となっている。
クレジットは世代に紐付いた支払い方法であり、各世代には10クレジットかかる。なお、最初の世代には30クレジットが必要となり、無料プラン(Free)は月間200クレジットまで利用できる。
有料プランの月額料金は、「Basic」が10米ドル(月間1500クレジットまで利用可)、「Standard」が30米ドル(月間5000クレジットまで利用可)、「Premium」が50米ドル(10000クレジットまで利用可)。
同社は今後、v0にカスタムデザインシステムのサポート、テーマ、画像のコードへの変換、さらなるセキュリティとアクセス制御といった機能追加を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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