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AWS、CodeWhispererにおけるAIによるコード修復やIaCサポート、Visual Studioとの統合を追加

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 米Amazon Web Servicesは、生産性向上ツール「Amazon CodeWhisperer」における、AIを活用したコード修復とIaCサポートの一般提供およびMicrosoft Visual Studioとの統合のプレビュー提供を11月26日(現地時間)に発表した。

 AIを活用したコード修復では、CodeWhisperer上でセキュリティスキャンを実施し、特定された脆弱性を修正するようコード提案を行うようになっている。認証情報の漏洩やログインジェクションといった問題の検出が可能となっており、セキュリティ問題への対処プロセスが高速化され、コードを1行ずつレビューする時間を、他のより価値ある作業に割り当てられるようになった。

 セキュリティスキャンは、Java、Python、JavaScript、TypeScript、C#、AWS CloudFormation(YAML、JSON)、AWS CDK(TypeScript、Python)、HashiCorp Terraform(HCL)に対応しており、脆弱性を修正するためのコード提案は、Java、Python、JavaScriptに対応している。なお、これらの機能を利用するにあたって、CodeWhispererにて新たな設定を行う必要はない。

 CodeWhispererにおけるIaC(Infrastructure as Code)サポートは、AWS CloudFormation(YAML、JSON)、AWS CDK(TypeScript、Python)、HashiCorp Terraform (HCL)に対応し、IaCスクリプト開発の効率が向上し、開発者とDevOpsチームがインフラストラクチャコードをシームレスに作成できるようになった。複数のIaC言語をサポートしているので、多様なチーム間でのコラボレーションと一貫性を実現している。

 Visual Studioとの統合では、CodeWhispererがVisual Studio 2022の最新プレビュー版で利用可能になっており、C#に対応したリアルタイムのコード提案によって、アプリケーションをより迅速に構築できるようになった。利用にあたっては、AWS Toolkit拡張機能をVisual Studioにインストールして、AWSビルダーIDでサインインする必要があり、Individual Tierを無料で使い始められる。

 なお、CodeWhispererでは公開されているコードに似ている可能性のあるコード提案に、フラグを付与するよう設計されており、公開コードに類似するコードがある場合は、リポジトリのURLとライセンスを提供する。

 そのほか、CLIにおける時短機能において、Git、npm、AWS CLI、Dockerといった一般的なCLI用の、typeaheadコード補完とインラインドキュメント、および自然言語のシェルコードへの翻訳機能が追加されている。

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