米Microsoftは、クラウドネイティブなアプリケーションの開発と運用を容易にする「.NET Aspire Preview 2」を、12月20日(現地時間)に公開している。
.NET Aspire Preview 2では、ダッシュボードにおいてすべてのリソースタイプが単一の「Resources」ビューに統合されるようになるとともに、「details」ペインのデザイン更新、すべてのリソースタイプのコンソールログの「Console Logs」ビューへの統合、ログカテゴリ名の「Structured Logs」ビューへの追加、他のリソースおよび開発サービスへの送信リクエストの、URLではなくリソース/サービス名表示への変更が行われた。
さらに、コンテナが起動時に渡される引数の設定をサポートするようになったほか、コンテナと実行可能ファイルがサービス検出構成のエンドポイントを持つ他のリソースを参照できるようになっている。また、<ProjectReference />なしでのプロジェクト追加、リソースにおけるサービス検出構成のためのURIエンドポイント参照への対応、リソースとしてのNode.jsアプリ追加のサポートが行われるとともに、プロジェクトがレプリカの有無に関わらずホストされている場合に、起動プロファイルのポートを使用するようになった。
ほかにも、コンポーネントパッケージへの個別アイコンの追加、MySqlConnectorコンポーネントの新規追加、MongoDBコンポーネントの新規追加、Azure SDKコンポーネントにおける分散トレースのデフォルトでの有効化、Azure Developer CLIの改善、.NET AspireアプリケーションをKubernetesにデプロイするためのコミュニティ開発ツールAspir8の導入、Daprにおけるいくつかの改善といった、数多くの機能追加・改善が行われている。
今後は、2024年の第2四半期中を予定している安定版のリリースに向けて、新たなプレビューを毎月リリースしていく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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