はじめに
2023年11月に開催されたAWS re:Invent 2023では4日間で100を超えるサービスアップデートが発表されました。その中から多くのAWS利用者がうれしいと感じると思われる3つの機能アップデートを紹介します。
IaC化がはかどる「Console-to-Code」
昨今はCloudFormationやAWS CDKなどの技術を使って、AWSリソースの設定をプログラムコードとして管理するIaC(Infrastructure as Code)を行うことは一般的になっているかと思います。ですが、これからIaC化を進めようとされている方にとっては、ゼロからCloudFormationなどのIaCを作成するのは、なかなかハードルが高いでしょう。
Console-to-Codeは、AWSマネジメントコンソール上の操作を記録して、それをIaCとして出力してくれる機能です。完成されたコードが出力されるため、IaC化のハードルをぐっと下げてくれる大変うれしいアップデートだと感じています。
記事執筆時点では米国東部(バージニア北部)リージョンのみの利用かつ、プレビューではあるのですが、この機能が早く東京リージョンにきて、GAされるのが大変待ち遠しいです。
JSON形式およびYAML形式のCloudFormationとJava、PythonおよびTypeScript言語でのCDKとして出力可能です。最近はCloudFormationだけではなく、CDKでIaCを実現する方も多くなっていると思いますので、出力形式としてCDKに対応しているのもポイントが高いです。