米Googleは、TypeScriptをベースにしたフロントエンドWebアプリケーションフレームワークAngularの最新バージョンとなる「Angular 17.2」を2月14日(現地時間)にリリースした。
Angular 17.2では、新たなHTML構造となるMaterial 3が実験的にサポートされるようになったほか、SignalsによるAngularのリアクティビティモデルの刷新に向けた取り組みの一環として、シグナルクエリとモデルインプットのための2つのAPIが開発者プレビューとして追加されている。
開発チームではあわせて、Angularのパフォーマンス改善にも取り組んでおり、Angular DevToolsにおいてハイドレーションデバッグがサポートされ、クライアントとサーバ間で異なるデータがある場合、または手動でDOM操作を実行する場合に、ハイドレーションDOM不一致エラーのデバッグが困難だった問題を解決している。
また、provideNetlifyLoaderを使用することで、NetlifyによってNgOptimizedImageディレクティブにおける画像の最適化が可能になっている。
ほかにも、Angular CLIにおけるBunのパッケージマネージャの追加や、Vite開発サーバの事前バンドルに関する制御への対応、アプリケーションビルダにおけるカスタムpostcss設定のサポートをはじめとする、さまざまな機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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