キャリアデザインセンターが運営するWebマガジン『エンジニアtype』は、就業中のエンジニア350人を対象に、「今後のキャリア展望と、それを阻んでいるもの」に関する調査を行い、2月19日に結果を発表した。
本調査は、2023年12月8日~12月10日の期間に、現職中の20歳~59歳のエンジニアを対象に実施され、350人から有効回答を得ている。
調査結果によると、「今後3年以内に達成したいキャリアの目標は?」という設問では、40.6%が「技術スキルの深化(特定の技術や言語に精通)」を挙げた。続いて「リーダーシップ・マネジメントのスキル取得(22.3%)」「新しい技術領域や分野への展開(20.9%)」という結果となった。
年代別にみると、20代では「技術スキルの深化(32%)」「PMやプロダクトオーナーの役割を担う(21%)」「EMやチームリーダーに昇進(18%)」「自らの技術製品やサービスを開発・リリース(18%)」「その他(22%)」となった。
一方30代では、「技術スキルの深化(42%)」「リーダーシップ・マネジメントのスキル取得(35%)」「新しい技術領域や分野への展開(25%)」「PMやプロダクトオーナーの役割を担う(20%)」「EMやチームリーダーに昇進(18%)」となった。
さらに、「技術スキルの深化」を選んだ人(技術派)に「キャリアパスを描く際に感じる障壁や課題は?」と尋ねると、「最新の技術トレンドを常にキャッチアップする難しさ(50%)」「専門的なスキルや経験を獲得する機会の不足(49%)」「バランスのとれたワークライフの維持が困難(25%)」という回答が得られた。
また、「定年までエンジニアとして働き続けていられると思いますか?」という質問には、40.3%が「はい」、24.3%が「いいえ」、35.4%が「働きたいが不安」と回答した。
「技術スキルの深化」以外の目標を持つ人(マネジメント派)と技術派を比較すると、どちらも40%が「はい」と回答した。一方で「いいえ」と回答した技術派は15%だったが、マネジメント派では30%が「いいえ」と回答した。また、「働きたいが不安」と答えた技術派が44%に対し、マネジメント派は29%だった。
技術派の回答を年代別にみると、50代では「はい(31%)」「いいえ(11%)」「働きたいが不安(58%)」という結果が得られた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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