開発チームが20人から4人に、殺伐とした開発環境で気づいたこと
株式会社ビットキーの佐藤拓人氏は、Home事業部でテックリードやエンジニアリングマネージャーを務める。同社は、「テクノロジーの力であらゆるものを安全で便利に気持ちよく『つなげる』 」をミッションに掲げ、2つの事業部を抱えている。佐藤氏の所属するHome事業部は、スマートロックを中心に、暮らしをつなげるコネクトプラットフォームを目指してソリューションを展開している。
Home事業部は、2021年から2022年にかけて、事業の拡大に伴い開発チームのスケールを図ったが、1年半後にはスケールするどころか当初の20分の4人しか残っていなかった。
当時は事業フェーズとして、0→1から1→10へと転換する変革期だった。その中での開発リソース不足で、厳しい開発になってしまったという。当時の体制では最低限の機能開発はできても、継続的にプロダクトを進化させていくことは難しい。
佐藤氏はこの「魔の1年半」で、「世の中に対して価値を継続的に提供するためには、持続可能な開発が重要だと気づいた」と話す。とはいえ現在の開発チームは、殺伐とした開発から脱却し「和気あいあいとしている」という。
どのように持続可能な開発チームへと進化したのか、失敗を分析して実行した改善策を詳しく解説した。