Evan You氏を中心とする、静的サイトジェネレータVitePressの開発チームは、最新バージョンとなる「VitePress 1.0」を3月21日(現地時間)にリリースした。
VitePressは、高速でコンテンツ中心のWebサイトを構築するための静的サイトジェネレータ(SSG)であり、Markdownで書かれたソースコンテンツを取得して、それにテーマを適用し、どこにでも簡単にデプロイできる静的HTMLページを生成する。
技術文書のために設計されたデフォルトのテーマが付属しており、Vite、Rollup、Pinia、VueUse、Vitest、D3、UnoCSS、Iconifyなどのドキュメントの強化が可能であり、ブログやポートフォリオ、マーケティングサイトの構築にも適している。
Markdownコンテンツを操作するための、優れた開発者エクスペリエンス(DX)の提供を目指しており、瞬時にサーバを起動してページをリロードすることなく、編集内容が即時に(100ms未満)反映されるほか、Frontmatterやテーブル、構文ハイライトといったMarkdown拡張機能を搭載し、VueテンプレートにおけるHTMLとの100%の構文互換性を有する。
なお、それぞれのナビゲーションでページ全体がリロードされる従来のSSGとは異なり、VitePressによって生成されたWebサイトは最初の訪問時には静的HTMLを提供するものの、サイト内でのその後のナビゲーションではシングルページアプリケーション(SPA)になる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です