米Amazon Web Servicesは、コンテンツレンダリングパイプラインを提供するフルマネージドサービス「AWS Deadline Cloud」を、4月2日(現地時間)に発表した。
AWS Deadline Cloudを利用することで、レンダリングプロジェクトをわずか数分でデプロイおよびスケールできるので、レンダリングパイプラインの効率が向上し、より多くの作業を引き受けられる。
コンピュータグラフィックス、ビジュアルエフェクト(VFX)の制作や、AIビジュアルの組み込みを行う顧客は、独自のインフラストラクチャを構築することなく、ピーク需要に応じたインスタンスによるコンピューティングが可能になる。
ビルトインのカスタマイズツールや、Autodesk Arnold、Autodesk Maya、Foundry Nuke、SideFX Houdiniといったデジタルコンテンツ制作(DCC)ソフトウェアとの統合によって、レンダパイプラインを固有のプロジェクトに合わせて調整して、使用しているツールからデザイン、モデリング、アニメーション、視覚効果などを直接レンダリングできる。
また、クリエイティブチームは容量制限を気にすることなく、より多くのプロジェクトを並行して実行することによって、制作スケジュールの加速が可能になるほか、顧客がプロジェクトごとに高い粒度でコストを把握できるよう、予算管理機能も備えている。
なお、AWS Deadline Cloudではレンダリング時のみ料金が発生する。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です