独シーメンスは、「ハノーバー・メッセ2024」において、産業環境におけるエンジニアリングのための初の生成AI搭載製品「Siemens Industrial Copilot for TIA Portal Engineering」を発表した。
Siemens Industrial Copilot for TIA Portal Engineeringは、TIA(Totally Integrated Automation)ポータルにシームレスに接続されており、適切に課題を発見し、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)の基本的な視覚化とコード生成をより迅速にする。なお、Siemens Industrial Copilot for TIA Portal Engineeringは今夏に、Siemens Xceleratorマーケットプレイスにてダウンロードできるようになるという。
Siemens Industrial Copilot for TIA Portal Engineeringには、構造化制御言語(SCL)による自動コード生成機能が含まれており、TIAポータルがAIから直接コードの提案を受け取れるようになるため、コピー&ペーストを行う必要はない。また、SCLコードブロックの説明、WinCC Unifiedによる初期のマシンやプラントの視覚化ガイドおよび作成が可能となっている。さらに、シーメンスのマニュアルを自然言語で検索できるほか、モデルの再トレーニングに顧客データを使用しないAzure OpenAI Serviceの、プライベートインスタンスへのアクセスが可能になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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