Cloudbaseは、Cloud Security Posture Management(CSPM)機能を備えたクラウドセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」の新サービスとして、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)におけるセキュリティ診断機能の提供を、5月15日に開始した。
従来「Cloudbase」では、AWS・Microsoft Azure・Google Cloudといったパブリッククラウドの利用企業を対象にセキュリティサービスを提供してきたが、今回のOCIのセキュリティ診断機能の提供開始によって、より多くのクラウド利用時に発生する企業の課題へ向き合えるようになっている。なお、運用型CSPMのOCI対応機能は、国内では今回が初の取り組みになるという。
「Cloudbase」は、パブリッククラウドを利用する際に発生する設定ミスや、サーバやコンテナの脆弱性といったさまざまなクラウド上のリスクを統合的に可視化し、対策項目の優先順位付けと実施・管理までを一貫して行うセキュリティプラットフォーム。
専用ソフトウエアのインストールが不要なエージェントレスのスキャン技術によって、既存環境に影響を与えることなくスキャンを実施可能で、検知される膨大なリスクからクラウドの構成情報や設定ミスの組み合わせを独自に評価することで、緊急度の高いリスクを優先的にアラート表示する。さらに、ドキュメントは現在340件ほどのリスクへ対応しており、各企業のセキュリティ担当者の迅速な対処をアシストしているほか、セキュリティ対応に関する学習や人材育成にも活用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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