米Googleは、クラウドにおけるフルスタックかつマルチプラットフォームアプリの開発を可能にする、AIによる支援付きのワークスペースである「Project IDX」の最新情報を、公式ブログの5月14日(現地時間)付投稿にて紹介している。
Project IDXは現在ベータ版であり、待機リストに登録することなく、直ちに使い始められるようになった。Googleアカウントでサインインすれば誰でも、Project IDXにおいてAI支援、コラボレーション機能、幅広いフレームワークと言語のサポート、FlutterやFirebaseといったGoogleツールや製品とのシームレスな統合を利用して、アプリの構築を開始できる。
また、必要な基本ファイルとパッケージがあらかじめ読み込まれた数多くのテンプレートが用意されているほか、既存のGitHubリポジトリとその依存関係のインポートや、白紙の状態からのプロジェクトの開始も可能となっている。
新しいGoogle Developer Programに登録すれば、Project IDXに最大5つのワークスペースを作成できるようになり、Geminiを使用したドキュメントの要約生成やサンプルコードの説明、製品に対する質問への回答といった、追加の特典を無料で使える。
AI関連機能としては、すでに提供されているAIを活用したコード補完、支援チャット、コンテキストに応じたコードアクションのサポートが改良されている。また、Project IDXからGeminiでスラッシュコマンドを使用することで、タスクの実行や機能へのアクセスを迅速に行い、簡単なキー操作でワークフローを合理化することが可能になった。
ほかにも、ユーザーの代わりにGeminiに直接アクションを指示できるインタラクティブチャット(現在はプライベートプレビュー)、さまざまなGoogleサービスとのシームレスな統合、Web開発およびデバッグの強化、各種テンプレートといった、多彩な機能を用意している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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