DMM.comは、同社の運営する「DMM TV」が大手国内配信事業者としてははじめて、次世代動画圧縮コーデック技術「AV1」を採用し、同技術を用いた動画配信を7月に本格開始したことを、7月23日に発表した。
DMM TVにおけるAV1の採用によって、フルHD(1080p)の映像において従来の動画圧縮コーデック技術(H.264)で圧縮された映像と比較して、同等の画質を保ちつつ40〜70%程度の通信量でコンテンツを視聴できるようになっている。
AV1の採用は、ユーザーの通信量節約につながるだけでなく、混雑した回線での安定した視聴の実現や、再生開始・シーク操作などにおけるパフォーマンスの改善といった、さまざまな視聴体験の向上につながる。
また、ストリーミング視聴だけでなくダウンロード視聴にもAV1が適用されるので、スマートフォンのストレージ容量の節約にもつながり、より多くのコンテンツをダウンロードして、オフラインでの再生が可能になった。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です