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Developers CAREER Boost 2024 セッションレポート(AD)

技術に専念したいシニアエンジニアのための、非管理職「ソルバー」というキャリアの形

【A-3】シニアエンジニアを超え、スペシャリストとして組織の道を開拓する「ソルバー」という働き方

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 エンジニアが経験を重ねてシニアエンジニアとなると、その先には何があるのだろう。チームをマネジメントしていくのか、またはスペシャリストとして技術を極めるのか。さまざまな方向性があるが、自分にはどんな選択肢がふさわしいのだろうか。この疑問に対する回答の一つとしてTOKIUMの東優太氏は、組織が抱える課題解決に責任を負う「ソルバー」を提示。その魅力について語った。

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技術を極めたキャリアの一つの形「ソルバー」とは

 シニアエンジニアの先、技術を極めたスペシャリストの1つの形として「ソルバー」がある。エンジニアリーダーがチームを効果的に導くためのリーダーシップ』スキルについて解説した書籍『スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ』で紹介された非管理職の1つだ。主に、会社が信頼を置くエージェントとして、困難な問題に深く関わり、解決に責任を負う。

 いままさにソルバーを実践しているのがTOKIUM プロダクト本部開発部 イネイブリングチーム 東優太氏だ。大手ネット広告会社でエンジニア経験を積み、2020年からTOKIUMに移り、今では開発生産性向上のための単独チームで活動をしている。

 なお東氏が所属するTOKIUMは「未来へつながる時を生む」という志をもとに、経理領域でDXを実現するプロダクトを展開している。今後は経理にとどまらず、企業の支出管理のためのプラットフォームを目指している。

株式会社TOKIUM プロダクト本部開発部 イネイブリングチーム 東 優太氏
株式会社TOKIUM プロダクト本部開発部 イネイブリングチーム 東 優太氏

 TOKIUMにおける東氏の実際の活動を追いながら、ソルバーの働き方について見ていこう。TOKIUMへの入社当初、東氏はシニアエンジニアとして「TOKIUMインボイス」という新しいプロダクトに参加することになった。その後、2022年末ごろからはプロダクト開発から離れ、開発生産性向上のための専任チームで活動している。「チーム」と名前はついているが部下はなく、スペシャリストとして、CTO、PO、EMなどと密にコミュニケーションしながら仕事を進めている。

 例えばCTOや開発部長から「生産性向上のためにリアーキテクチャを検討したい」「チーム間の連携体制を整えたい」といったチームレベルでは解決できない抽象的な課題に対して、具体的な解決策を提案し、意思決定を補助する。また現場での推進も担うのでチームやEMとも密に連携する。

ソルバーの実際の活動

 課題が「リアーキテクチャ」だとしたら、上層から「いつごろ終わりそう?」、EMから「目的や目標は?」、チームから「全体設計は?」といろいろと難しい質問や相談が寄せられるので、それらに対応しながら解決まで責任を持って関わる。

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ソルバーの実際の働き方

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

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篠部 雅貴(シノベ マサタカ)

 フリーカメラマン 1975年生まれ。 学生時代、大学を休学しオーストラリアをバイクで放浪。旅の途中で撮影の面白さに惹かれ写真の道へ。 卒業後、都内の商業スタジオにカメラマンとして14年間勤務。2014年に独立し、シノベ写真事務所を設立。雑誌・広告・WEBなど、ポートレートをメインに、料理や商品まで幅広く撮影。旅を愛する出張カメラマンとして奮闘中。 Corporate website Portfolio website

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提供:株式会社TOKIUM

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