Delphi for PHP - はじめの1歩「イベント」
イベントの設定
次にボタンを押したときの動作を定義します。設計画面でボタンを選択して、[Object Inspector]の[Events]というタブをクリックします。ここには、ボタンの動作に対して、固有の処理を追加できるイベントがいくつも表示されています。
使用できるイベントは以下のとおりです。
イベント | 説明 |
OnAfterShow | ボタンを表示した後の処理を定義します |
OnBeforeShow | ボタンを表示する前の処理を定義します |
OnClick | ボタンをクリックしたときの処理を定義します |
OnShow | ボタンが表示されるときの処理を定義します |
ちなみに、Delphiなどを使用したことがある方は、イベントの数がちょっと少ないな、と思うかもしれません。Delphi for PHPで作成するアプリケーションは、Webアプリケーションですから、イベントの処理は、サーバへのリクエストとして実行されます。そのため、ボタンの上をマウスが通過したといったような細かい制御は含まれていません。こうした処理は、Javascriptイベントで定義します。Javascriptイベントは、文字通りJavascriptとして定義されるイベントで、Webブラウザ内で実行されます。
ここでは、[Events]タブで、OnClickを選択します。右側の値列をダブルクリックすると、Button1Clickという関数が定義され、コードエディタが表示されます。
ここに次のように入力します。
function Button1Click($sender, $params) { $this->Label1->Caption = "ボタンがクリックされました"; }