米IBMは、2月27日、HashiCorpの買収を完了したことを発表した。
HashiCorpは、ハイブリッド・クラウド環境でのインフラ構築やセキュリティ保護を実現する製品を提供するソフトウェア企業。
今回の買収に関して、IBMのソフトウェア担当上級副社長兼最高商務責任者 Rob Thomas氏は、「IBMはHashiCorpの機能への投資と拡大を継続することに注力している。HashiCorp の先進的なテクノロジーと広範な開発者コミュニティ、IBM のグローバルな展開と研究開発リソースを活用して、あらゆるデータセンターにHashiCorpのテクノロジーを浸透させることを目指している」と述べた。
また、HashiCorp CEO Dave McJannet氏は「IBMの歴史、世界的な規模、顧客との関係により、顧客やパートナーのコミュニティがクラウドインフラストラクチャを自動化、セキュア化、最適化できるよう支援し、ハイブリッド環境のためのエンドツーエンドのプラットフォームを提供できるようになった」と語った。
IBMが持つ複数の戦略的成長分野とHashiCorpの製品が組み合わさることにより、相乗効果が期待できる。例えば、HashiCorp VaultとRed Hat OpenShiftを組み合わせることで、ハイブリッドクラウド環境でのシークレット管理とセキュリティ機能を実現できる。
現在、HashiCorpの主要製品であるTerraformおよびVaultは、その他のHashiCorp製品ポートフォリオとともに、IBMの自動化ソフトウェアポートフォリオから入手可能になっている。
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CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
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