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ガートナージャパン、2025年のサイバーセキュリティにおけるトップトレンドを発表

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 ガートナージャパンは、2025年のサイバーセキュリティにおけるトップトレンドを3月4日に発表した。

 今回、発表されたトレンドは、生成AIの進化、デジタルの分散化、サプライチェーンの相互依存性、規制の変化、慢性的な人材不足、常に進化する脅威環境に影響を受けているという。

 2025年のサイバーセキュリティにおけるトップトレンドは、以下の6項目。

  • 生成AIがデータセキュリティプログラムを推進
  • マシンアイデンティティの管理
  • 戦術的AI
  • サイバーセキュリティテクノロジの最適化
  • セキュリティ行動/文化促進プログラムの拡大
  • サイバーセキュリティ人材の燃え尽き症候群への対処

 「生成AIがデータセキュリティプログラムを推進」では、これまでデータベースのような構造化データの保護に焦点が当てられてきたセキュリティへの取り組みの焦点が、生成AIの台頭によってテキスト、画像、動画といった非構造化データを保護することに移っていることを意味している。

 「マシンアイデンティティの管理」では、生成AI、クラウドサービス、自動化、DevOpsの実践が進むにつれて、物理デバイスやプログラムの識別を目的としてマシンアカウントと呼ばれるIDと認証情報(クレデンシャル)の使用が急増しており、これらを管理せずに放置するとアタックサーフェス(攻撃対象領域)が大幅に拡大する可能性を指摘する。

 「戦術的AI」は、イニシアティブの優先順位を再評価することによる、直接的で測定可能な影響をもたらす、より限定的なユースケースに焦点を当てた戦術的なAI導入を指しており、AIプラクティスとツールを既存のメトリクス(評価指標)に合わせて既存のイニシアティブに組み込んで、AI投資による実際の価値の可視性を向上させる。

 「サイバーセキュリティテクノロジの最適化」では、調達、セキュリティアーキテクト、セキュリティエンジニア、その他のステークホルダが満足するバランスでの、より効率的かつ効果的なセキュリティプログラムを構築すべく、コアとなるセキュリティコントロールを統合・検証して、データの分析と対処の速度を向上させるアーキテクチャに注力する必要性を訴える。

 「セキュリティ行動/文化促進プログラムの拡大」は、多くの組織で転換点を迎えているセキュリティ行動/文化促進プログラム(SBCP)の推進要因の1つが生成AIであり、生成AIをSBCPと組み合わせる企業は、2026年までに従業員が引き起こすサイバーセキュリティインシデントを40%減少させるという、ガートナーの予測に基づいている。

 「サイバーセキュリティ人材の燃え尽き症候群への対処」では、セキュリティ/リスクマネジメントリーダーとセキュリティチームの燃え尽き症候群は、すでに慢性的なスキル不足に影響を受けている業界にとって重要な懸念事項であり、絶えず変化する脅威、規制、ビジネス環境の中で、非常に複雑な組織を保護するための絶え間ない要求に起因しており、限られた権限、経営陣の支援、リソースによってさらに悪化していると指摘する。

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