MicrosoftによるとOffice 2003 SP3では古いファイル形式がサポート外になるという。
MicrosoftによるとOffice 2003 SP3(サービスパック3)では古いファイル形式がブロックされることがあるという。ユーザーが手動でダウンロードできるインストーラーはすでに公開されているが、2008年1月30日よりWindows Updateなどを通じた自動更新が行われる予定となっている。
サポート外になるファイル形式は環境によって異なるが、Office 97以前に使用されていたファイル形式の保存、あるいはオープンができなくなる。対象となるファイル形式は以下の通り。
- .wk1
- wk1 FMT
- .wk3
- wk3 FM3
- .wk4
- .wks
- .wj1
- .wj2
- .wj3
- .wq1
- .fm3
- .dif
- .slk
- PowerPoint 97以前の.ppt、.pot、.pps、.ppaなど
- 管理者が設定したnFibの最低値より小さいnFib値を持つすべてのWordファイル
これらファイル形式は、現在よく使われているものではないため、互換性等の問題は心配なさそうだ。この設定はすべてレジストリに登録されており、レジストリを編集することでブロックをはずすこともできる。レジストリのキーについてはMicrosoftのWebサイトを参照のこと。
なお、WIRED VISIONでは解決策の1つとして「古いファイル・フォーマットを扱える『OpenOffice』をダウンロードする」方法をあげている。
【関連リンク】
・Office 2003 Service Pack 3 のインストール後にブロックされる特定のファイル形式に関する情報(Microsoftサポートオンライン)
・『Office 2003 SP3』の「古いフォーマット排除」問題 | WIRED VISION
・CodeZine:Microsoft、Office 2003 SP3日本語版の自動更新を前倒しで実施
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