5月20日、「Spring AI」がGAリリースとなり、「Spring AI 1.0」が一般公開された。
Spring AIは、Springエコシステム向けに開発された、AIエンジニアリング用のアプリケーションフレームワーク。
Spring AIは、OpenAIをはじめ主要なAIモデルプロバイダーをサポートし、チャット補完やテキストからイメージへの変換、音声文字起こしやモデレーションといったモデル型をサポートする。
Spring AIの中心には“ChatClient” APIがあり、これはAIモデルと対話するための主要なインターフェースである。ChatClientは20種類のAIモデルの呼び出しが可能で、マルチモーダルな入出力と構造化されたレスポンス(多くの場合JSON形式)をサポートしており、アプリケーションでの出力処理を容易にする。
また、主要なベクトルデータベースプロバイダーをサポート。その他に、生成されたコンテンツを評価するAIモデル評価や、データエンジニアリング用のドキュメント取り込み ETLフレームワーク、Spring Boot AI モデルとベクトルストアの自動構成とスターターなど、さまざまな機能を提供する。
最新のSpring AI 1.0は、Maven Central上に共有されており、提供されているBOMを使って依存関係をインポートすることができる。1.0以前のバージョンからの変更点については、アップグレードノートを参照。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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