Vue.jsによるフルスタック開発を直感的に実行できるようにする、WebアプリケーションフレームワークNuxtの開発チームは、次期バージョンとなる「Nuxt 4」へのロードマップを6月2日(現地時間)に公開している。
Nuxt 4には、app/を使用したコード整理によるIDEパフォーマンスの向上、キャッシュとクリーンアップの改善によるuseAsyncDataとuseFetchのスマート化、Vue DevToolsと<KeepAlive>におけるNuxtの自動インポートと同じ名前での表示への対応、Unhead v2から非推奨となった機能を削除することによるパフォーマンスとタグ最適化の向上といった、これまでテストしてきたすべての機能が導入される。
あわせて、単一の開発サーバを使用したVite Environment API導入に向けた準備や、サーバ/クライアント/共有コードのためのenvironment型の処理の改善なども予定している。
一方、Nitro v3の導入は当初予定から変更されず、Nuxt 5との同時リリースを目指すとしており、Nuxt 4とNitro v3を並行してリリースすることで、Nuxt 5がリリースされるまでにエコシステム全体でNuxtとNitroの両方を、より徹底的にテストできるという。
Nuxt 4の最初の安定版がリリースされた後も、Nuxt 3の継続的なメンテナンスとサポートは提供され、Nuxt 5リリース以降もNuxt 3とNuxt 4のサポートは継続される。具体的には、Nuxt 3のアップデートは2025年末まで継続され、Nuxt 4は2026年半ばまでのサポートが見込まれる。一方、Nuxt 5については、通常のパターンに従った長期サポートが適用される。
なお、Nuxt 4のアルファ版は6月2日(現地時間)にリリースされており、Nuxt 4の最初の安定版のリリースは6月末を予定している。また、Nuxt 5はNitro v3の準備が整い次第リリースされる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です